Storm Fluo
欧州の環境規制、ユーロ5に準拠するためにモデルチェンジを受けた2021年モデルのMT-09。水冷並列3気筒エンジンは、シリンダーボアはそのままに(78ミリ)、ピストンストロークを延長(59ミリから62.1ミリへ)し、排気量は889ccに拡大された。それに伴い、最大出力/トルクともにアップしたが、特筆すべきは最大トルクの発生回転数が、1,500回転引き下げられたこと。クロスプレーンエンジンらしいトルク感重視が、数値上の変化にも見てとれた。フレームは、アルミ製のデルタボックスタイプになりフレームまわりだけで約2.3kgの軽量化。約700g軽くなったホイールも含めて、全体で4kg軽くなっていた。さまざまな電子制御も投入され、クイックシフターはアップだけでなくダウンシフトにも対応。6軸IMUを搭載し、コーナリングABSやスライドコントロール、ホイールリフトコントロールなどが加わった。メーターは3.5インチのカラー液晶で、ウインカーにもLEDを採用した。※諸元及び画像は、欧州向けモデル発表時のもの(数値は英国仕様)/日本では「2021年春以降」に発売の予定
基本スペック
| タイプグレード名 | MT-09 |
|---|---|
| 仕向け・仕様 | 海外向けモデル |
| 全長 (mm) | 2090 |
| 全幅 (mm) | 795 |
| 全高 (mm) | 1190 |
| ホイールベース (mm) | 1430 |
| 最低地上高(mm) | 140 |
| シート高 (mm) | 825 |
| 車両重量 (kg) | 189 |
| 乗車定員(名) | 2 |
| 原動機種類 | 4ストローク |
| 気筒数 | 3 |
| シリンダ配列 | 並列(直列) |
| 冷却方式 | 水冷 |
| 排気量 (cc) | 889 |
| カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
| 気筒あたりバルブ数 | 4 |
| 内径(シリンダーボア)(mm) | 78 |
| 行程(ピストンストローク)(mm) | 62.1 |
| 圧縮比(:1) | 11.5 |
| 最高出力(kW) | 87.5 |
| 最高出力(PS) | 119 |
| 最高出力回転数(rpm) | 10000 |
| 最大トルク(N・m) | 93 |
| 最大トルク(kgf・m) | 9.5 |
| 最大トルク回転数(rpm) | 7000 |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| 燃料タンク容量 (L) | 14 |
| 燃料(種類) | ハイオクガソリン |
| エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
| 点火装置 | フルトランジスタ式 |
| エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
| エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.5 |
| クラッチ形式 | 湿式・多板 |
| 変速機形式 | リターン式・6段変速 |
| 変速機・操作方式 | フットシフト |
| 動力伝達方式 | チェーン |
| フレーム型式 | ダイヤモンド |
| キャスター角 | 25°00' |
| トレール量 (mm) | 108 |
| ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
| ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
| 懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
| フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
| 懸架方式(後) | スイングアーム式 |
| ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
| タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
| タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
| タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
| タイヤ(前)速度記号 | (W) |
| タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
| タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
| タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
| タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
| タイヤ(後)速度記号 | (W) |
| タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
| ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
| テールライトタイプ | LED |
| スピードメーター表示形式 | デジタル |
| メーター表示:ギアポジション | 有 |
| メーター表示:燃料計 | 有 |
| メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
| メーター表示:時計 | 有 |
| メーター表示:ツイントリップ | 有 |
| 車両装備:ハザードランプ | 有 |
| 車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
| 車両装備:走行モード切り替え | 有 |
| 車両装備:トラクションコントロール | 有 |
| 車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
| 車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) | 有 |

